STORY

初めまして。
かなで接骨院の院長、かなで薬店の管理登録販売者の中野 大地と申します。

我がことを語るのは少々気恥ずかしい気もしますが、接骨院の中の人が何を考えているのか知っていただくことは、施術をしていく上で大切かと思いこのページを設けさせて頂きました。
しばし自分語りにお付き合いください。

私がこの仕事を志したきっかけは、学生時代に頑張っていた部活でケガをしてしまい、接骨院で治してもらって先生に憧れた、などということは全くなく、なんとなくふわっと始めました。

手技療法との出会い

20歳くらいの頃のことです。
もともとギターが好きで、ふらふらと色々なバイトや仕事をしながらストリートミュージシャンをしていたのですが、その時の音楽仲間が整体の学校に通い始めました。
いっしょにストリートで演奏している時に他の音楽仲間や、通りすがりの人相手にマッサージの練習をしていて、それがとても面白そうに見えました。
私も見よう見まねでやってみたのですが、才能があったようで。
教えてもらったテクニックは全てすぐこなせましたし、どこをどう触れば良いのか最初からなんとなく解りました。マッサージした相手にはとても喜んでもらえましたし、中にはリピーターになってくれた通りすがりの人も。

生まれて初めて見つけた自分の才能でした。

それからいろいろ

才能があるならどうせなら仕事にしたいなと思い、とある接骨院が運営するマッサージサロンのスタッフ募集に応募しました。
今から思えば無謀な話です。学校で学んだわけでもない、どこの馬の骨とも知れない兄ちゃんが「ともだちにならいました!」などと言って応募したわけですから。
私も無謀でしたが、そこの院長も変わった方で。
とりあえずやらせてみろという事で、本院で試用という形で採用して頂きました。

もともと接骨院に通っていたことも無く、右も左も、そもそも何をするところかもよく分かっていない状態で飛び込んだ接骨院業界でしたが、幸いだったのがそこでのスタッフとの出会い。
とても真剣に仕事に向き合っている方々で、接骨院で働く上での心構えや技術など、基本的なことは全てそこで教えて頂きました。

その後、無事に研修を終え、マッサージサロンやスポーツジム内のボディケアルーム、 自費診療スタッフとして接骨院などに勤めたのですが、本当に天職だと思いました。
手を使って技術を覚えることは自分の才能を発揮できる楽しさがありましたし、情報を深堀りするのが好きなので情報量の多い医療分野はとても堀り甲斐がありました。
何よりも楽しかったのが、1人ひとりの患者さんとお話できる時間が長いので、その方の考え方やストーリーに触れられること。自分の才能や得意なことでそんな誰かの役に立てることはこの上ない喜びです。

そして柔道整復師へ・・・

いよいよ本格的に手技療法の世界に飛び込もうと柔道整復師の資格を取得するため、専門学校に入学しました。今までほぼ感覚と勘でやってきましたが、きちんと体系だった学問として学ぶことは新鮮でもあり、また、何となく感覚でしてきたことを言語化することの大切さ、難しさ、そして楽しさに気付けたことが1番の収穫だったように思います。
在学中に、医薬品販売をするために必要な2年間の実務経験を済ませ、 登録販売者資格を取得。学校を卒業し、国家試験に合格し、柔道整復師資格を取得。その後、何か所かの接骨院の院長も経験しました。
そして2019年8月。
以前働いた事があり、父方の実家があり、なんだか妙に空気感が好きな町。
埼玉県蓮田市にて、かなで薬店・接骨院を開業しました。

これから

私が特に力をいれて取り組んでいるのは根拠に基づいた施術です。
数年前から医療業界では、論文などの統計学的に裏付けの取れたデータを臨床に役立てましょう、という考え方が主流になってきています。
以前は新しい情報を手に入れるのはそれなりの手間とお金がかかるものでした。今はインターネットの普及で最新の情報の入手や検索がとても簡単になったので、どんどん利用していこうねという事ですね。
接骨院は古来から続く伝統医療になるかと思いますが、伝統だから、東洋医学だからと古いデータにこだわり過ぎるのは患者さんにも、柔道整復師の先人たちに対しても不誠実なように思います。
可能な限りの良い施術をするためには積極的に新しいデータを取り入れるべきだと思いますし、それを実践できる接骨院を目指しています。

簡単にですがご紹介させていただきました。
地域の方々に、困ったときは真っ先にご相談頂けるような、頼れる接骨院になりたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。